2019年の好きな漫画
一応2019年に開始・完結のものを選んでるはず。
◇ 好きな子がめがねを忘れた ★★
無自覚天然たらしヒロインvs純情主人公の話。
有り得ないだろ。みたいなこと祭りなんだけど可愛いからどうでもよくなる。ほんとかわいい。
許せる有り得ないだろと許せない有り得ないだろがあるんだけど、そこの違いってなんなんだろう。
ところで、2019年って昨年よりもさらにツイッターバズ漫画家が増えた気がします。
食傷気味になるくらい同じタイプのマンガが流行り過ぎるのは思うところもあるんですが、今の流行が好きな自分は嬉しい事態です。飯漫画ブームの時は刺さらなくてちょっとしんどかった。
◇ぶんぷくティーポット+ ★★★
たぬき、きつね、こうもり、ねこ、たぬき。が人間生活に溶け込む話。
とても馴染みやすいシュール系日常ギャグ。読むほど癖になってくるタイプ。
吉田戦車ほど狂ってないのが良い。ほのぼのするし。
良かったら前作のシリーズも読んでほしい。
◇ゆこさえ戦えば ★★★
日々の勉強に一生懸命で召喚戦争には全く興味ないゆこが日常を過ごす話。
非日常が日常に呑まれる話がすごい好きで、この作品とか特に刺さる。
全然関係ないけど、ソシャゲのドルフロのイベントに「世界を救うのも、日々の仕事をこなすのも同じくらい大変だ」みたいなフレーズがあってすごい好きだったなぁ。
◇赫のグリモア ★★
ファンタジーバトル系で久々に良かった。
主人公とか主人公のパートナーとかそれぞれにちゃんと意思や想いがあって、目的が完全に噛み合ってるわけじゃない不安感が良い。
◇湯神くんには友達がいない(完結) ★★★★★
友達のいない湯神君の話。
クラスに一人はいた少しとっつきづらいクラスメイト。飾らず生きる彼はとてもたくましい。
でも彼だけじゃない。実は人間誰しもみんなどこか変で、難しかったりする。
思い返せば今までの出会いにも「普通の人」っていなくて、まともそうに見えた人たちもどこかずれていた気がします。
人の個性や在り方を肯定した、素敵な日常の漫画でした。
◇リネンの春 ★★
純粋な天使と、天使を騙して性の関係を求める男が段々と惹かれあう話。
ザ・性癖。
純粋無垢な女の子を言いくるめてディープキスするシーンが読める漫画。
◇魔都精兵のスレイブ ★★
すごいえっちなお話。
主人公が頑張るほどエッチなことしてもらえる。やったぜ。
絵が好きです。あと、えっちなところが好きです。
◇はねバド! ★★★★
バドミントン女子のスポコンもの。
不安になるほどキャラクターを追い込み、その精神の成長を描いている。アスリートすぎる物語。
少し歪んだ人間関係も、夢を追う彼女たちの情熱も良かった。
絵は狂ってるぐらい上手、手とか足とか動きとか天才的だと思う。
◇別式(完結) ★★
5人の女の子たちの物語。
作者は変ゼミの人。最初軽く緩い物語が始まると思ってたけどえぐいほど女の子たちが追い込まれる。
登場人物たちの色んな死に方と生き様。作者のfunboxを見たけど色んな死を表現したかったとか。
◇ワンダンス ★★★
ダンスもの。吃音症の男子がダンスの道に進んでいく話。
芸術に自分を重ねて没頭していく、そして成長していく物語も性癖です。
◇スペクトラルウィザード(完結) ★★★★★
最強で孤独な魔法使いの物語。
優しすぎて、人付き合いが下手。でも能力は最強級の魔術師の彼女が友人や変わらない日々のためにがんばる物語。
彼女が欲しいものなんて誰もが持っているようなものなのに、彼女は日々をゆっくり過ごしているはずなのに。
あああああああぁ……。優しくて悲しい。
◇それでも歩は寄せてくる ★★
かわいい! それ以上言うことねえ。
山本さん絵が上手すぎだと思います。
デフォルメ極まってるからハンコ絵になりそうなものなのに、全てのコマで表情が違う。表現が違う。
◇バビロンまでは何光年? ★★★
道満さんの良いとこがめっちゃ出てる。
この方メタとサブカル重ねまくって理解が難しい漫画たくさん描くんだけど、これはとても分かりやすい。魅力的な奇天烈。
何の脈絡もなく主人公が性転換したりする。
◇メランコリア(完結) ★★
道満さんからもう一冊。
世界の終わりと群像劇。あまりにも多彩なファンタジーが出てくる。
◇チェーンソーマン ★★★
相変わらず話の展開がすげぇ。想像もつかないし、読者をガンガン裏切ってくる。
何がいいかって今回はキャラがめちゃくちゃいい。
おっぱいもみたい、性欲に突き動かされる主人公とか。揉んだら揉んだで何も感動がなくて戸惑ってる様子とか。
でも男子中学生以下の頭の悪さでめちゃくちゃしだすから恐ろしいしわくわくする。そんな期待感が常につきまとう。
バイオレンスな作品。表現もそうだけど、何よりストーリーが。
◇SPY FAMILY ★★★
これはキレイな漫画。面白い。
非の打ちどころがない。お手本のような漫画だと思う。
◇龍神かごめちゃん ★★
個人的に好き。こういう話が。
◇ドシコルド ★★
ただただ上手な絵を見て上手い、かわいい女の子を見て可愛いというだけの漫画。
それだけだし、それだけなのがよい。
◇僕の心のヤバイやつ ★……?
天然で奔放な山田に振り回される市川。
すげー好きだったはずなんだけど、実写PVが変な意味で完成されてて、それ見てから戸惑うようになってしまった。
◇児玉まりあ文学集成 ★★★
狂ってるのは世界か、少年か、少女か。文学少女と小難しくいちゃいちゃする話。
漫画表現の上手さと、叙述トリックの面白さに引き込まれる。
今までにない漫画を読みたければこの作者。レスト―夫人とかも読んでほしい。
◇平太郎に怖いものはない ★★★
妖怪に付きまとわれてる平太郎。彼は何も恐れないが……。な話。
シンプルなのに、妖怪のコミカルさや平太郎の強さがコミカルで飽きない。
絵本のような読み味でした。
フランケン・ふらん Frantic ★★
フランケン・ふらんがまさかの復活
この作者が本領を発揮するのはこういうのだよな~!
◇夢中さ、きみに。 ★★★★
少し変な奴が少しだけ周りに影響する。良い方向なのか、悪い方向なのかはよくわからない。
それにしても、変な奴描くの上手すぎる。
◇けもらいふ ★★★★
不思議な動物たちと平常に過ごす女の子たちの話。
細かいことは気にせず、どんな動物とどう戯れるのかを楽しめる。
◇丹沢すだちが此処にイル(完結) ★★
コミュ障バッドガールミーツ少年な話。
最近ネットで流行ってるキャラクターの掛け合いマンガは少し前だとマンガ好きの中でも小さい方の界隈で細々とやってた印象があります。
この漫画は美麗ではないし、ノリも「尊い!」と悶えるわけじゃない、ただ愉快な日々を見てるそんな感じ。
敷さんの「藤村くんメイツ」とか思い出す。好きだったなー。
◇有害無罪玩具 ★★
思考実験を煮詰めた短編集。パラレルワールドとか、時が止まった世界とか。
こねくり回した理屈を漫画で読みたいときは是非。
◇培養肉くん(完結) ★★★
宮崎夏次系が描くSF。小説家が培養肉と出会って、宇宙で小説を書いて、担当は人食いで……説明ができない。
漫画で純文学ってこういう感じなのかな。いずれにせよ脳の中身を見てみたい。
見開きのページのセンスがやばすぎる。正直意味は分からん。でも引き込まれるし、何故か涙がでる。
◇うたかたダイアログ(完結) ★★★
バイトの先輩と後輩がいちゃつくだけの話。
語彙とか会話のペースが素敵なので、いつまでもやり取りを見てられる。
程よいいちゃいちゃとした友人以上、恋人未満。